プログラマー的思考で単純作業を見直す
掃除をするときって何処から手をつけ始めますか?
今回は漁港での掃除をプログラミング的思考で見つめ直してみました。
自分の今までのセオリーを崩し、より効率的な掃除の仕方を見つけたという話です。
休日に漁港で苔取り掃除を、、、
突然ですが告知です。
明日はこちらの大会に参戦してきます。
所属しているハーリーのチームは北谷がホームグラウンド。
大会準備ということで会場になる漁港の掃除をしてきました。
主にやったのはスロープの苔取りです。
スロープは選手がハーリー船の乗り降りの場になります。
ここに苔があると非常に滑りやすく怪我の原因に。
チームの先輩の中には滑って指の骨を骨折をした人もいました。
スロープをどのベクトルで掃除するのが効率よいのか?
スロープは海に向かって降りられる坂になっています。
今回は波打ち際の下方向から上方向に向かって掃除をすることに。
建装屋の御曹司キャプテンからのアドバイスでした。
結果として作業の手直しが減らせる効率的なやり方でした。
プログラマーをする前は飲食で働いてました。
その時の掃除のコツとして高い棚から掃除を初めて最後に床を磨いて終わり。
せっかく床を綺麗にしたのに違う箇所を掃除して汚れが床に落ちるのは嫌でしたからね。
今回も自分のセオリーに沿って上方向から下方向に向かって作業しようとしました。
しかし今回の例でいうと考慮漏れのある順番であると気付かされました。
苔取りをじっくり分解すると、
苔取り掃除には、
①洗浄機で苔を取る
②移動する
という二つの作業からなります。
①に関してですが掃除ではエンジン式の高圧洗浄機を使いました。
意外だったのは除去した苔の飛び散り方が予測出来ないんですよね。
掃除後に自分の足を見ると除去して飛び散った苔で真っ黒に、、、
そのことを踏まえて①に関して細かく分解すると、
a, エンジン式の高圧洗浄機を使っている為、水で苔を落とす
b, こびりついた苔を綺麗に除去は出来るが除去した苔は四方八方に飛ぶ
ということが解ります。
②に関して考慮しなきゃいけないのが水の流れです。
洗浄機から発生した水は、蒸発や霧状になって飛んでいくことはありません。
常に液体状になって地面を流れていきます。
そのことを踏まえて②に関して細かく分解すると、
a, 掃除箇所の変更をさせる
b, 洗浄機から発生した水がどの様にスロープ上を流れるか変化させる
ということが解ります。
以上のことを踏まえて下方向から上方向に掃除すると、
除去して飛び散った苔による掃除の手直しが減らせるので効率的になります。
常に下方向に向かって洗浄機から発生した水が流れる。
その流れが苔の除去中に飛び散った苔を洗い流す。
下方向から綺麗にした部分には常に水が流れているので、
綺麗にした部分が除去した苔で汚されることが無くなります。
他にもある下方向から上方向に掃除する例
実は下方向から上方向に掃除するのは、
意外と色んな所で行われているのではと思って調べてみました。
その中でも見つかった二つの例がこちらです。
車を洗う時の例ですね。
車で一番汚れているのはタイヤ。
先にタイヤから掃除する下方向から上方向の順序で、
掃除の効率をあげています。
http://www.fujiks.com/activities/building/zatsu.html
それとマンションの排水管掃除の例です。
上向き工法をとることで掃除による排水管の詰まりを防いでおります。
排水管などの除去した汚れが逃げにくい箇所にも、
下方向から上方向の掃除の仕方が採用されております。
まとめ
ふとしたきっかけで単純な作業をプログラマー的思考で見直しました。
何かを実現しようと思ったとき、
実現のためのプロセスを細部まで考え、
どういうものが必要で、
どういう順番で実行するか。
当たり前だと思っていたセオリーを見直してより効率的なやり方を見つけられました。
とりあえ明日の北谷ハーリー優勝目指して頑張ってきますー